私は映画なら邦画をよく観ます。洋画に比べて派手さはないですが、日本独特の感性やニュアンスが感じられるから、共感できる作品が多いです。だから邦画の中でも、人と人のつながりを大切に描いている作品が好きです。特に大きな事件はなくても、何気ない日常の中で周りにいる人たちとの関係が少しずつ変化していくような物語は、自分と重なり感じることがいろいろとあります。やはり、自分のなじみのある場所や言葉や習慣の中で描かれているものの方が感情移入しやすいです。好きな邦画の一つにノルウェイのヘルシンキという場所を舞台とした映画があります。
海外とはあまり感じないほのぼのした設定です。主人公の女性が経営する食堂を舞台にしていて、本当に何も起こらずのんびりした毎日とのんびりた人々が描かれていて、心が癒される気がします。私の好きな映画はそういったあまり複雑でない人間関係の中で描かれる心癒されるものが多いです。あまり頭の使う難しい題材のものは、邦画でもあまり観ません。洋画のように派手なアクションや特殊映像があるものは、もちろん見ていてスカッとするし、それも映画には必要な要素です。でも邦画の良さは日本人にしかわからない微妙なこころの駆け引きや、気持ちの動きが描かれているところだと思います。
最近は原作があって映画化されるものも多いです。私は映画を観たあと気に入ったものは小説も読みます。そうすると映像を頭の中に描きながらも活字でさらに深い部分の心の動きまで感じられるような気がするからです。好きな小説が映像化されるのもまたいいものです。